ロックボルトとは?
ろっくぼると
トンネルや岩盤の掘削後に岩盤内に挿入・定着させ、岩盤自体を一体化させて安定を保つ補強材のことです。
ロックボルト(Rock Bolt)とは、トンネル掘削や斜面・法面の岩盤工事において、掘削後の岩盤に孔を開けてボルト(棒状の金属材)を挿入し、樹脂や金属アンカー・セメントなどで固定することで岩盤内部を縫い合わせ、一体化させる補強部材です。
ロックボルトが発揮する主な機能には以下があります。
- 縫合効果:割れ目や節理(岩の亀裂)を横断してボルトを打ち込み、岩塊が落下・崩落するのを防ぐ。
- アーチ形成:トンネル周囲にボルトを放射状に配置し、岩盤自体に圧縮アーチを形成させて荷重を分散させる。
- 吊り下げ効果:ルーフ(天井)の不安定な岩塊を堅固な岩盤層に吊り固定する。
ロックボルトはNATM工法(新オーストリアトンネル工法)において中核的な支保工として位置づけられており、吹き付けコンクリートと組み合わせて使用されます。山岳トンネルだけでなく、ダムや地下発電所の建設、急傾斜地の崩壊防止工事にも広く活用されています。
材料はガラス繊維強化プラスチック(GFRP)製など非金属タイプも開発されており、後工程での掘削に干渉しない用途に応用されています。地山の特性を活かして安全な空間を作り出す、現代トンネル工学の基本技術です。
使い方・例文
山岳トンネルの掘削直後、天井や壁面の岩盤に等間隔でロックボルトが打ち込まれ、岩盤が崩れ落ちないよう内部から補強されます。
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