ロクリアスケールとは?
ろくりあすけーる
ロクリアスケールとは、7つの教会旋法の中で最も不安定な響きを持つ音階で、シの音から始まり減5度を含むことが特徴です。
ロクリアスケール(Locrian Scale)は、西洋音楽の教会旋法(モード)の中で7番目に位置する音階です。ピアノの白鍵のみを使うとBの音(シ)からBまで弾いたときに得られ、全音・半音の並びは「半・全・全・半・全・全・全」となります。
ロクリアスケール最大の特徴は、主音から5度上の音が完全5度ではなく減5度(トライトーン)になることです。5度音程は和声の安定の基盤とされますが、ロクリアではその安定が崩れるため、際立って不安定・不穏な響きをもちます。主和音もマイナーフラットファイブ(半減和音)となり、解決感を持ちにくい独特のサウンドを生み出します。
その不安定さゆえに単独で調性中心として使われることは少ないですが、以下のような場面で活用されます。
- ジャズのハーフ・ディミニッシュコード(m7♭5)上でのアドリブ
- 現代音楽・前衛音楽での意図的な緊張感の表現
- ホラーやサスペンス映画の不気味なBGM制作
- メタルやプログレッシブロックの実験的なリフ
使い方・例文
ジャズでハーフ・ディミニッシュコード(Bm7♭5)が現れたとき、アドリブでロクリアスケールを使うのが定番の手法です。ホラー映画の不気味なシーンのBGMにも用いられます。
この用語をシェア
最終更新: