ルーシー(探査機)とは?
るーしー
ルーシー(探査機)とは、NASAが打ち上げた木星トロヤ群小惑星を探査するための宇宙探査機で、太陽系初期の謎を解くミッションとして注目されています。
ルーシー(Lucy)は、米国航空宇宙局(NASA)が2021年10月に打ち上げた小惑星探査機です。その名称は、1974年にエチオピアで発見された古代人類の化石「ルーシー」に由来しており、化石が人類の起源解明に貢献したように、この探査機も太陽系の起源と進化の解明に貢献することが期待されています。
ルーシーが主な探査対象とするのは「木星トロヤ群小惑星」です。木星トロヤ群とは、木星と同じ公転軌道上で木星の60度前後に集まる小惑星群で、太陽系が形成された初期の原始惑星系の物質をそのまま保存していると考えられています。これらを探査することで、惑星がどのように形成されたかという根本的な問いに迫ることができます。
ルーシーミッションの概要は以下の通りです。
- 探査期間:約12年間にわたる長期ミッション
- 探査対象:メインベルト小惑星1個+木星トロヤ群小惑星7個以上
- 飛行軌道:地球のスイングバイを複数回利用する複雑な軌道
- 搭載機器:高解像度カメラ・分光器・熱放射計
ルーシーは地球のスイングバイ(重力アシスト)を繰り返しながら木星周辺まで旅をするユニークな軌道設計が特徴です。トロヤ群の多様な小惑星を次々と接近飛行しながら組成・地形・構造を詳しく調べ、太陽系形成初期の「化石」とも言うべき天体のデータを地球に送り届けることが最大の目的です。
使い方・例文
太陽系の成り立ちや小惑星探査の最新動向を紹介する科学番組や宇宙関連のニュースでは、ルーシー探査機が「太陽系の起源を探る旅」として取り上げられ、その長期ミッションと多数の小惑星接近飛行計画が注目を集めています。
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