ルイ9世 (フランス王)とは?
るいきゅうせい
ルイ9世はフランスの聖王とも呼ばれる13世紀の王で、十字軍遠征に二度参加し、死後にカトリック教会から列聖された敬虔な君主です。
ルイ9世(Louis IX、1214〜1270年)は、カペー朝フランスの国王(在位1226〜1270年)であり、カトリック教会の聖人にも列せられています。聖人としての名から「聖王ルイ」とも呼ばれ、中世フランスを代表する国王の一人に数えられます。
母ブランシュ・ド・カスティーユの摂政政治のもとで幼少から王位に就き、成人後は強い宗教的信仰心をもとに国政を主導しました。国内では法の整備と司法改革を進め、「寝台の下で民の訴えを直接聞く」と伝えられるほど公正な裁きへの熱意を示しました。また、パリのサント=シャペル(聖礼拝堂)を建立し、キリストの聖遺物を安置しました。
十字軍に二度参加したことでも知られています。第7回十字軍(1248〜1254年)ではエジプトに遠征しましたが捕虜となり、身代金を支払って帰国しました。その後も信仰への情熱を失わず、第8回十字軍(1270年)に再び出発しますが、チュニジアで疫病に倒れ、現地で死去しました。
1297年に教皇ボニファティウス8世によって列聖され、フランス王室の守護聖人ともなりました。現在のパリの「サン=ルイ島」という地名にもその名が残っています。
使い方・例文
フランス史や中世ヨーロッパの講義で「ルイ9世は十字軍に身を捧げた敬虔な王として列聖され、中世フランス王権の理想像とされた」と語られる場面に登場します。
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