リンコサウルス類とは?
りんこさうるするい
リンコサウルス類とは、中生代三畳紀に生息した植物食の爬虫類の一群で、くちばし状の顎が特徴的な絶滅した動物です。
リンコサウルス類(Rhynchosauria)とは、中生代三畳紀(約2億5000万〜約2億年前)に繁栄した爬虫類の一群です。「リンコサウルス(Rhynchosaurus)」はギリシャ語で「くちばしのトカゲ」を意味し、その名の通り上顎の先端が鳥のくちばし状に突き出た独特の形態を持つことが最大の特徴です。
リンコサウルス類は主竜形類(主竜類に近縁な爬虫類)に属し、現在の爬虫類とは系統的に離れた絶滅グループです。体長は種によって異なりますが、一般的に0.5〜2メートル程度のものが多く、四肢で歩行する頑丈な体型をしていました。植物食者として、固い植物(シダ類・種子植物など)を噛み砕くのに適した丈夫な歯と顎を持っていました。
三畳紀中期にはゴンドワナ大陸(現在の南アメリカ・アフリカ・インド・南極・オーストラリアにあたる地域)を中心に非常に繁栄し、一部の地域では当時の陸上生態系において最も一般的な大型動物であったと考えられています。しかし三畳紀末(約2億年前)の大量絶滅イベントによって絶滅したとされており、その後の時代には出現しません。化石はブラジル、インド、イギリス、タンザニアなど世界各地から発見されており、古生態学・系統学の研究に用いられています。
使い方・例文
「三畳紀の地層からリンコサウルス類の化石が多数産出し、当時のゴンドワナ大陸で優占していた植物食爬虫類の生態が明らかになった」のように、古生物学の文脈で使われます。
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