リカステとは?
りかすて
中南米原産の洋ランで、ろう細工のように光沢のある三角形の花を咲かせることで知られる愛好家に人気の蘭の仲間です。
リカステ(Lycaste)は、ラン科リカステ属に分類される着生・地生ランの一群で、メキシコからペルー・ブラジルにかけての中南米の熱帯・亜熱帯山岳地帯を原産とします。属名はトロイの王プリアモスの娘にちなんでいます。
リカステの花は三枚の大きな萼片が目立つ三角形のシルエットが特徴的で、質感はろう細工のように滑らかな光沢を持ちます。花色は白・黄・ピンク・オレンジ・赤など多彩で、花もちが良く芳香を持つ種も多いため、洋ラン愛好家に根強い人気があります。一株から複数の花茎が立ち上がり、秋〜春にかけて開花します。
栽培上の特徴として、以下の点が挙げられます。
- 落葉性:多くの種は乾季に葉を落とす半落葉性をもち、この時期に休眠と水やりの管理が重要。
- 温度:高山性種は夏の高温を嫌い、15〜25℃程度の涼しい環境を好む。
- 光:明るい日陰か遮光した環境が適し、強光は避ける。
- 水やり:生育期はたっぷり、休眠期は極力控える乾湿のメリハリが必要。
交配による園芸品種も多く育成されており、特に「リカステ・スキンネリ」はグアテマラの国花として知られています。ランの中では比較的管理がしやすく、初中級者にも勧められる種です。
使い方・例文
洋ラン展やランの趣味家の温室で展示・栽培される場面や、「秋から冬にかけて咲く芳香のある洋ラン」として紹介される文脈でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: