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ラルフ・ウォルドー・エマーソンとは?

らるふうぉるどーえまーそん

ラルフ・ウォルドー・エマーソンとは、19世紀アメリカトランセンデンタリズムを率いた思想家・詩人・随筆家で、個人の自己信頼と精神的自立を説いた人物です。

ラルフ・ウォルドー・エマーソン(1803〜1882年)は、マサチューセッツ州ボストン生まれのアメリカを代表する思想家・詩人・随筆家です。ハーバード大学神学部を卒業して牧師になりましたが、信仰上の葛藤からユニテリアン教会を離れ、ヨーロッパ遊学を経てアメリカ独自の哲学運動トランセンデンタリズム(超絶主義)を主導しました。

エマーソン思想の中核をなすのは「自己信頼(Self-Reliance)」の概念です。1841年に発表した同名のエッセイでは、他者の意見や社会の慣習に依存せず、自分自身の直観と内なる神性(オーバーソウル)を信頼して生きることを力強く訴えました。「社会はどこでも自己の向上に対抗して共謀している」という言葉は、個人主義的なアメリカ精神を体現するものとして今も引用されます。

自然観についても独特の哲学を持ち、自然はオーバーソウルが具現化したものであり、人間が自然に没入することで精神的な真理に近づけると論じました。主著のエッセイ集『自然(Nature)』(1836年)はトランセンデンタリズムの宣言とも位置づけられます。

エマーソンの知的サークルにはヘンリー・デイヴィッド・ソロー、ナサニエル・ホーソン、マーガレット・フラーらが集い、19世紀アメリカ文化の黄金期を形成しました。彼の思想はウィリアム・ジェームズのプラグマティズムやニーチェの思想にも影響を与え、アメリカ思想史上最も重要な人物の一人として位置づけられています。

使い方・例文

「エマーソンの「自己信頼」の思想は、他者の評価に左右されず自分の内なる声に従うべきだという現代のリーダーシップ論や自己啓発の文脈でも繰り返し引用される。」といった場面で登場します。

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