本文へスキップ

ラテライトとは?

らてらいと

テライトとは、熱帯・亜熱帯の高温多雨環境で長期間の風化によって生成される、鉄やアルミニウムを多く含む赤色の土壌です。

テライト(Laterite)は、熱帯・亜熱帯地域において高温多湿な気候のもとで岩石が長期にわたって化学風化を受けた結果形成される、酸化鉄・水酸化アルミニウムを主成分とする赤褐色〜赤色の風化生成物です。名称はラテン語で「レンガ」を意味する「later」に由来し、乾燥すると非常に硬くなりレンガ状になることからつけられました。

形成過程では、雨水が岩石のシリカ(ケイ酸)や塩基性元素を溶かし流出させる一方で、鉄やアルミニウムの酸化物・水酸化物が残留し濃縮されます。この過程を「ラテライト化」と呼びます。

ラテライトの特徴としては以下の点が挙げられます。

  • 土壌としての貧栄養 — シリカや有機物が乏しく農業に不向き
  • 硬化性 — 掘り出して乾燥させるとレンガ状に固まる
  • 分布地域 — アフリカ・南アジア・東南アジア・南米の熱帯地域
  • 資源としての価値 — ニッケル・コバルト・ボーキサイト(アルミ原料)を含む場合がある

カンボジアのアンコール遺跡群ではラテライトが建築材料として広く用いられており、その耐久性を歴史的に実証しています。一方で農地としての利用には限界があり、熱帯雨林の伐採後にラテライト化が促進される問題が環境分野で注目されています。

使い方・例文

地理や環境科学の授業で「熱帯雨林を伐採するとラテライトが露出して農業ができない土地になる」という事例として登場することがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語