ライナス・カール・ポーリングとは?
らいなすかーるぽーりんぐ
ライナス・カール・ポーリングとは、化学結合の理論を体系化した20世紀を代表するアメリカの化学者で、ノーベル化学賞と平和賞の両方を受賞した唯一の人物です。
ライナス・カール・ポーリング(1901〜1994)は、アメリカのオレゴン州出身の化学者・平和運動家です。化学の分野で量子力学を応用した化学結合理論を確立し、分子の立体構造や電気陰性度の概念を整理したことで、現代化学の基礎を築きました。
ポーリングの最大の業績の一つは「電気陰性度」の概念を定量化したこととされており、元素間の結合の性質を予測するうえで欠かせない基準となっています。また、タンパク質のらせん構造(αヘリックスやβシート)の発見はDNA二重らせん構造の解明にも影響を与えました。
1954年にはこれらの化学研究の功績によりノーベル化学賞を受賞しました。その後、核兵器廃絶運動に積極的に関わり、核実験禁止を訴える請願書を国連に提出するなど平和活動に尽力したことで、1962年にはノーベル平和賞も受賞しました。異なる分野で2度の受賞を果たしたのは、マリー・キュリーに続く快挙です。
晩年はビタミンC大量摂取による健康効果を主張し、賛否が分かれましたが、彼の化学・生化学分野への貢献は今日も揺るぎないものです。
使い方・例文
化学の教科書で電気陰性度の表を見るとき、その基準はポーリングが整理したものがベースになっています。
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