レゴンとは?
れごん
レゴンとは、インドネシア・バリ島の伝統的な宮廷舞踊で、若い女性が精緻な衣装と繊細な指・目の動きで演じる芸術的な舞踊です。
レゴン(Legong)は、インドネシア・バリ島に伝わる最も洗練された伝統舞踊のひとつで、宮廷文化の中から生まれた格調高い舞踊様式です。通常は10代前半の若い女性2〜3名が演じ、金糸・花飾りで豪華に飾られた衣装と精巧な頭飾りが特徴的です。
レゴンの主な特徴は以下のとおりです。
- 指先・目・首を使った繊細で複雑な動作表現(ムドラ的な手の動き)
- ガムラン音楽の生演奏に合わせた緻密なリズム対応
- 「レゴン・クラトン」「レゴン・ラッサム」など多様な演目が存在する
- 演目によってヒンドゥー叙事詩ラーマーヤナなどの物語を表現する
レゴンは19世紀のバリ宮廷で発展したとされ、かつては宮廷の儀礼的な奉納舞踊として演じられていました。オランダ植民地時代以降に外部にも広まり、現代では観光客向け公演から神聖な寺院儀礼まで幅広い文脈で上演されています。
2015年にはバリ州の伝統舞踊3種(バリス・レゴン・サンギャン)がユネスコ無形文化遺産に登録され、国際的な評価が高まっています。バリ舞踊を学ぶ際にも最も基本的かつ重要な様式のひとつとして位置づけられています。
使い方・例文
バリ島の寺院祭礼で少女たちが黄金の衣装を纏いレゴンを奉納する場面や、観光向けの舞踊ショーの演目としてレゴンが披露される場面で登場します。
この用語をシェア
最終更新: