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ヤーノシュ・ボーヤイとは?

やーのしゅぼーやい

ヤーノシュ・ボーヤイとは、ユークリッド幾何学の「平行線公準」に依存しない非ユークリッド幾何学を独立に構築したハンガリーの数学者です。

ヤーノシュ・ボーヤイ(János Bolyai、1802年〜1860年)は、ハンガリー出身の数学者です。父親のファルカシュ・ボーヤイも数学者であり、数学的な才能を受け継いだ環境の中で育ちました。

ユークリッド幾何学では、「一つの直線外の一点から、その直線と交わらない直線(平行線)はただ一本引ける」という「平行線公準」が長年にわたって数学者たちを悩ませてきました。この公準を他の公理から証明しようとする試みが何世紀にもわたって失敗し続けた末、ボーヤイは発想を転換します。平行線公準を否定した場合でも矛盾のない幾何学が成立するという「非ユークリッド幾何学」を、1832年に父の著書の付録として発表しました。

この成果はロシアの数学者ニコライ・ロバチェフスキーが同時期に独立して同様の発見をしており、二人は非ユークリッド幾何学の共同創始者とみなされています。また、数学界の巨人カール・フリードリヒ・ガウスも同様のアイデアを持ちながら発表していなかったことが後に判明しています。

非ユークリッド幾何学はその後、アインシュタインの一般相対性理論の数学的基礎となるなど、20世紀物理学の発展に欠かせない概念として花開きました。

使い方・例文

数学史や幾何学の授業で「平行線公準」の問題が取り上げられる際、ボーヤイは非ユークリッド幾何学を切り開いた先駆者として紹介されます。

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