ヤノマミとは?
やのまみ
ヤノマミとは、南米アマゾン川流域のブラジルとベネズエラにまたがる熱帯雨林に暮らす先住民族で、独自の文化と社会構造を持つ人々です。
ヤノマミ(Yanomami)は、南米アマゾン地帯の北部——主にブラジルのロライマ州・アマゾナス州北部と、ベネズエラ南部の熱帯雨林地帯——に居住する先住民族です。人口は数万人規模とされ、アマゾン流域でも比較的大きな先住民グループのひとつです。
ヤノマミの社会の主な特徴は以下の通りです。
- 「シャボノ」と呼ばれる円形の共同住居に複数の家族が暮らす集住型の社会構造
- 焼き畑農業(バナナやキャッサバ)・狩猟・採集・漁労を組み合わせた生業
- シャーマニズム(精霊信仰)が宗教・医療・社会秩序の核にある
- 「ヤノマミ」という言葉自体が「人間」を意味する
20世紀後半から金の採掘業者(ガリンペイロ)による違法採掘や外部からの感染症流入によって深刻な被害を受け、人口減少と文化の崩壊が問題となりました。ブラジル政府は1992年にヤノマミ居住地域を保護区として指定しましたが、違法採掘はその後も断続的に続いています。
日本ではNHKのドキュメンタリー「ヤノマミ」(2009年)が放映されて広く知られるようになり、彼らの独自の死生観や文化に対する関心が高まりました。外部社会との接触と文化保護のあり方について、今も重要な問いを投げかけている民族です。
使い方・例文
「ヤノマミの人々は、亡くなった人の骨を粉にして食べることで故人の魂を体の内に宿すという独自の葬送文化を持つ。」
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