ヤコブ・ベルヌーイとは?
やこぶべるぬーい
ヤコブ・ベルヌーイとは、確率論の基礎を築き「大数の法則」を証明したスイスの数学者で、数学者一家ベルヌーイ家の始祖的存在です。
ヤコブ・ベルヌーイ(Jakob Bernoulli、1655〜1705年)は、スイス・バーゼル出身の数学者で、数学者・科学者を多数輩出したベルヌーイ家の中でも特に先駆的な業績を残した人物です。
最大の功績は確率論における「大数の法則」の証明です。これは「試行回数を増やすほど、事象の発生頻度が真の確率に近づく」という法則で、確率論の根幹をなす定理です。彼は著書『推測術(Ars Conjectandi)』(没後1713年に刊行)にこの証明をまとめました。
ベルヌーイの主な業績は次のとおりです。
- 大数の法則の最初の厳密な証明
- ベルヌーイ試行(二項分布の基礎)の定式化
- 等比級数や無限級数の研究
- 自然対数の底 e の研究(複利計算から導出)
- 曲線の等時降下問題(最速降下曲線)への取り組み
また、弟ヨハン・ベルヌーイとともに微積分の発展に貢献し、互いに激しい競争と協力を繰り返しながら17〜18世紀の数学をリードしました。「ベルヌーイ数」もヤコブにちなんで命名されています。
使い方・例文
統計学や確率論の入門で「大数の法則」を学ぶ際にヤコブ・ベルヌーイの名が登場します。また数学史においてベルヌーイ家の始祖として紹介されます。
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