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モーリス・アルブヴァクスとは?

もーりすあるぶゔぁくす

モーリス・アルブヴァクスは、20世紀フランスの社会学者で、「集合的記憶」という概念を提唱し、記憶の社会的側面を解明したデュルケーム学派の代表的思想家です。

モーリス・アルブヴァクス(Maurice Halbwachs、1877〜1945年)は、フランス社会学者・哲学者です。エピナル出身で、エコールノルマル・シュペリウールで学び、エミール・デュルケームの弟子として社会学の実証的研究に取り組みました。

アルブヴァクスの最大の学問的貢献は「集合的記憶(mémoire collective)」の概念を提唱したことです。彼は、個人の記憶は社会的な枠組み(cadres sociaux)の中で形成・維持されると主張しました。私たちが過去を思い出すとき、その想起は個人の内部だけで完結するのではなく、家族・宗教・社会集団などの文脈に依存しているというものです。

代表著作には『記憶の社会的枠組み』(1925年)や、没後に刊行された『集合的記憶』(1950年)があります。また、自殺の社会学的研究や都市の空間・記憶の関係についても論じました。

彼の概念はその後、「記憶の場(リュー・ド・メモワール)」論や、アイデンティティ・歴史認識・記念の政治学など、様々な分野で発展的に応用されています。第二次世界大戦中にナチスに逮捕され、ブーヘンヴァルト強制収容所で命を落とした悲劇的な最期でも知られます。

使い方・例文

「アルブヴァクスの集合的記憶の概念は、戦争記念碑や国家の歴史叙述がどのように人々の記憶を形成するかを考える際に広く用いられます。」

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