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ムハンマド・ムルシーとは?

むはんまどむるしー

ムハンマド・ムルシーとは、エジプトの「アラブの春」後に実施された民主選挙で選ばれた初のイスラム主義系大統領(在任2012〜2013年)です。

ムハンマド・ムルシー(1951〜2019年)は、エジプトイスラム主義組織「ムスリム同胞団」が設立した自由公正党の党首であり、2012年に行われた大統領選挙でエジプト初の民主的に選ばれたイスラム主義系大統領となった人物です。

2011年の「アラブの春」でムバラク長期政権が崩壊した後、エジプトでは民主化への期待が高まりました。2012年6月の大統領選挙でムルシーは僅差で勝利し、就任しました。しかし就任後、大統領権限の拡大を宣言する憲法宣言を発布したことや、イスラム色の強い憲法草案の制定を推進したことで、世俗派や自由主義者、キリスト教徒らとの対立が深まりました。

大規模な反政府デモが続く中、2013年7月にエジプト軍がクーデターを起こし、ムルシーは拘束されました。その後、複数の刑事裁判で有罪判決を受け、収監された状態が続きました。2019年6月、裁判中に法廷で倒れ死亡しました。その死についても収監環境や医療面での問題を指摘する声があります。ムルシーの政権は短命でしたが、中東民主化の試みと限界を象徴する事例として国際社会で広く論じられています。

使い方・例文

「ムルシーの失脚は、アラブの春が民主主義の定着に至らなかった事例の一つとして、中東政治研究で頻繁に取り上げられる」のように、現代中東政治の文脈で登場します。

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