マルコス(フェルディナンド・マルコス)とは?
まるこすふぇるでぃなんどまるこす
フェルディナンド・マルコスとは、フィリピン第10代大統領として長期独裁政権を築いた政治家です。
フェルディナンド・エドラリン・マルコス(1917〜1989年)は、フィリピンの政治家・弁護士で、1965年から1986年まで大統領を務めました。その在任期間はフィリピン史上最長となりました。
1972年に戒厳令を宣布し、議会を解散させて独裁体制を確立しました。政権中枢には妻イメルダをはじめとする側近や親族が連なり、「クローニー資本主義」と呼ばれる縁故主義的な経済支配が横行しました。一方で道路・ダム・農地改革などのインフラ整備や緑の革命にも取り組み、一定の経済成長をもたらした時期もありました。
しかし反体制派指導者ベニグノ・アキノ暗殺事件(1983年)が転換点となり、民衆の抵抗運動が拡大。1986年の大統領選挙後に民衆革命「ピープル・パワー革命」が勃発し、マルコスはハワイへ亡命しました。政権期間中に国民に対する拷問・虐殺・不当拘禁が行われ、人権侵害の訴訟は亡命後も続きました。
イメルダの「3000足の靴」に象徴される豪奢な生活と、政府資産の流用・海外隠匿資産は国際的に注目を集め、腐敗政治の代名詞として語り継がれています。息子フェルディナンド・マルコス・ジュニアが2022年に大統領に就任したことで、マルコス家の政治復権も大きな話題となりました。
使い方・例文
政治学の授業やニュース解説で「マルコス政権の戒厳令」「ピープル・パワー革命」といった文脈で登場します。フィリピンの現代史や権威主義政治を論じる際に必ず参照される人物です。
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