マリーナ・ツヴェターエワとは?
まりーなつゔぇたーえわ
マリーナ・ツヴェターエワは、20世紀ロシアを代表する女性詩人で、革命・亡命・悲劇的な生涯が作品と不可分に結びついています。
マリーナ・ツヴェターエワ(Marina Tsvetaeva、1892〜1941年)は、モスクワに生まれたロシアの詩人で、アンナ・アフマートヴァと並ぶ20世紀ロシア最大の女性詩人として国際的に評価されています。
ツヴェターエワは18歳で最初の詩集を自費出版し、早くから文学界の注目を集めました。1917年のロシア革命後、夫がチェコ義勇軍に参加したため、モスクワに残されて極貧の生活を送りました。1922年から1939年まで西欧(プラハ、パリ)に亡命し、その後ソ連に帰国しましたが、夫の処刑・娘の収容所送りという悲劇に見舞われ、1941年に自ら命を絶ちました。
彼女の詩の特徴は次の通りです。
- 激しい感情の高ぶりと痛切な抒情性
- リズム・音の反復・破格な構文を駆使した革新的な詩形
- 愛・裏切り・故郷喪失・死というテーマの深い掘り下げ
代表作に詩集『離別』、叙事詩『ペレコープ』、評論・回想録など多数があります。パステルナーク、リルケとの書簡集『手紙のやりとり』は三人の詩人の精神的交流の記録として文学史上の貴重な資料です。没後、彼女の詩はロシア語話者のあいだで広く愛誦されており、現在もロシアで最も読まれる詩人の一人です。
使い方・例文
ロシア現代詩や20世紀女性文学を語るとき、その苛烈な生涯とともにツヴェターエワの詩が紹介されます。
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