マハル絨毯とは?
まはるじゅうたん
マハル絨毯とは、イラン中部のスルタンアーバード(現アラク)地方で生産される、独特の草花紋様と温かみのある配色が特徴のペルシャ絨毯です。
マハル絨毯は、イランのマルカジー州アラク(かつてスルタンアーバードと呼ばれた地域)の周辺村落で織られるペルシャ絨毯の一種です。19世紀後半から欧米向けの輸出品として生産が拡大し、サルーク絨毯やムスカバード絨毯と並んでこの地方を代表する様式として知られています。
デザインの特徴は、大振りな草花モチーフ(ヘラティ文様・アラベスク)を全面に配したオールオーバーパターンで、中央のメダリオンがないものも多く見られます。色調は赤・青・アイボリーを基調にした温かみのある組み合わせが典型的です。
素材はウール地にコットン経糸が用いられ、ペルシャン(セネー)ノットで結ばれています。一般に毛足がやや長めで、ふっくらとした踏み心地が特徴です。品質には幅があり、精細な高級品から日用品まで多岐にわたります。
マハル絨毯は同地域産のサルーク絨毯よりも手頃とされる場合が多く、インテリアとしての実用性とコレクション価値を兼ね備えています。アンティーク品は欧米の競売市場でも高値で取引されることがあります。
使い方・例文
絨毯専門店ではマハル絨毯の豊かな草花紋様と堅牢なウール素材が紹介されます。アンティークマーケットや競売ではイラン産ヴィンテージ絨毯として評価される場面が多いです。
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