マチュ・ピチュの聖石とは?
まちゅぴちゅのせいせき
マチュ・ピチュの聖石とは、インカ帝国の都市遺跡マチュ・ピチュに存在する「イントゥワタナ」を指し、太陽を繋ぎ止める石として信仰された祭祀的構造物です。
マチュ・ピチュの聖石は、ペルーのアンデス山中に位置するインカ帝国の遺跡マチュ・ピチュにある「イントゥワタナ(Intihuatana)」と呼ばれる石造りの構造物を指すことが多いです。「イントゥワタナ」はケチュア語で「太陽を繋ぎ止める場所」を意味します。
この石柱は精巧に削り出された花崗岩の台座から垂直に突き出た形状をしており、天文観測や太陽儀礼に使用されたと考えられています。インカの人々は冬至(南半球での6月21日ごろ)にイントゥワタナへ太陽を象徴的に「縛る」儀式を行い、太陽が遠ざかりすぎないよう祈ったとされています。
マチュ・ピチュはスペインの征服者たちに発見されなかったため、多くの遺構が破壊を免れました。スペイン植民地支配下では各地のイントゥワタナが意図的に破壊されたとも言われ、マチュ・ピチュのものは比較的保存状態が良い例として知られています。
現在はユネスコ世界遺産としてマチュ・ピチュ全体が保護されており、イントゥワタナも遺跡内で見学できる重要な見どころのひとつです。インカの高度な石造技術と天文知識を示す遺産として、考古学・文化人類学の観点から注目されています。
使い方・例文
インカ文明の天文儀礼や太陽信仰を解説する場面、またマチュ・ピチュ観光の案内文で「太陽を繋ぎ止める石」として紹介される際に登場します。
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