マクスウェル方程式とは?
まくすうぇるほうていしき
マクスウェル方程式とは、電場と磁場の振る舞いと相互関係を記述する4つの方程式の組で、電磁気学の基礎をなします。
マクスウェル方程式とは、19世紀のスコットランドの物理学者ジェームズ・クラーク・マクスウェルが集大成した、電場・磁場に関する4つの基本方程式の組み合わせです。それまでに発見されていたガウスの法則、アンペールの法則、ファラデーの電磁誘導の法則などをひとつの体系にまとめ、変位電流の概念を加えて完成させたもので、古典電磁気学の根幹をなします。
4つの方程式は以下の物理現象をそれぞれ表します。
- ガウスの法則(電場):電荷が電場の源であることを示す
- ガウスの法則(磁場):磁気単極子(モノポール)が存在しないことを示す
- ファラデーの法則:変化する磁場が電場を生じさせることを示す
- アンペール=マクスウェルの法則:電流と変化する電場が磁場を生じさせることを示す
マクスウェルはこれらの方程式から電磁波の存在を理論的に予測し、さらにその伝播速度が光速と一致することを示しました。これにより光が電磁波であることが明らかになり、光学と電磁気学が統一されました。後にヘルツが電磁波を実験で確認し、無線通信の基礎が開かれました。
現代でもアンテナ設計・光通信・レーザー・MRI装置など、電磁気を利用したあらゆる技術の理論的基盤となっています。
使い方・例文
スマートフォンの無線通信やWi-Fiの電波、そして光ファイバー通信の設計はいずれもマクスウェル方程式を基礎とした電磁波理論に基づいており、工学系の専門教育で必ず学ぶ方程式です。
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