マイムとは?
まいむ
マイムとは、言葉を一切使わず身体の動き・表情・ジェスチャーだけで感情や物語を表現するパフォーミングアーツの一形式です。
マイム(mime)はギリシャ語の「ミモス(模倣者)」に由来する言葉で、台詞や声を用いず、身体動作・顔の表情・手のジェスチャーのみで人物・感情・物語・状況を表現する舞台芸術の形式です。無言劇、パントマイム(pantomime)とも呼ばれます。
マイムの歴史は古代ギリシャ・ローマの喜劇的な無言寸劇にまで遡ります。中世のコンメディア・デッラルテを経て、19世紀フランスでジャン=ガスパール・ドビュロー(白面のピエロ「バトー」で有名)が洗練させ、近代的なマイムの礎を築きました。20世紀にはマルセル・マルソーが「ビップ」というキャラクターで世界的名声を得て、マイムを独立した高度な舞台芸術として確立しました。
マイムの技術的要素には次のものが含まれます。
- 存在しない物体を「見えるように」操作するオブジェクト・マイム(壁・扉・階段など)
- 歩いているように見せる「ムーンウォーク」的な定位移動技法
- 喜怒哀楽を誇張した顔の筋肉コントロール
- スローモーションやロボットなど時間・質感の変容表現
バレエにおいてもマイムは重要な要素で、クラシック演目では感情や物語を観客に伝えるためのマイム場面(ミム・シーン)が組み込まれています。現代ではストリートパフォーマンスや演劇教育の場でも広く実践されています。
使い方・例文
透明な壁を手で触れるように演じながら閉じ込められた様子を表現するパントマイムは、マイムの代表的な演技として多くのパフォーマーが習得する基本技法です。
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