ポリファーマシーとは?
ぽりふぁーましー
ポリファーマシーとは、複数の薬を同時に服用することで有害事象のリスクが高まっている状態を指し、特に高齢者医療で問題視されています。
ポリファーマシー(polypharmacy)は、「多剤服用」とも訳され、患者が同時に複数の医薬品を使用している状態を指します。服用薬の数についての厳密な定義は国や機関によって異なりますが、一般的に6種類以上の薬を常用する場合をポリファーマシーと呼ぶことが多いです。
問題となるのは、薬の数が増えるほど薬物相互作用・副作用・服薬ミスのリスクが高まる点です。特に高齢者は複数の慢性疾患を持つことが多く、複数の診療科から処方を受けることで薬が重複したり、相互に影響し合う薬が組み合わさったりする事態が起きやすくなります。
ポリファーマシーが引き起こしやすい問題の例を挙げると次のとおりです。
- 薬物相互作用による思わぬ副作用の発現
- 転倒・ふらつきや認知機能の低下
- 服薬管理の複雑化による飲み忘れや過剰服用
- 医療費・薬剤費の増大
対策としては、薬剤師や医師が処方内容を総合的に見直す「処方適正化(ポリファーマシー対策)」が重視されており、かかりつけ薬局での一元管理や「お薬手帳」の活用が推奨されています。高齢化社会において重要な医薬品安全管理の課題です。
使い方・例文
複数の病院からそれぞれ睡眠薬・降圧薬・胃薬などを処方された高齢者が、合計10種類以上の薬を毎日服用している状況がポリファーマシーの典型例です。
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