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ポリジシクロペンタジエンとは?

ぽりじしくろぺんたじえん

ポリジシクロペンタジエンとは、ジシクロペンタジエンを原料とした熱硬化性の高分子樹脂で、高い衝撃強度と剛性を持ち、自動車や産業機器部品に広く使われる素材です。

ポリジシクロペンタジエン(Poly-dicyclopentadiene、略称:pDCPD)は、ジシクロペンタジエン(DCPD)という化合物を原料として、開環メタセシス重合(ROMP)と呼ばれる化学反応によって合成される熱硬化性プラスチックです。

製造にはルテニウムモリブデンなどの金属触媒を用いたメタセシス反応が使われます。液状のモノマーを金型に注入し、型内で重合・硬化させるRIM(反応射出成形)プロセスが代表的な成形方法です。液体を流し込んで成形するため、複雑な形状の大型部品を一体成形できる点が大きなメリットです。

pDCPDの主な特性は以下の通りです。

  • 優れた衝撃強度:ガラス繊維強化プラスチック(FRP)に匹敵する耐衝撃性を持つ
  • 高剛性・軽量:金属より軽く、剛性と寸法安定性に優れる
  • 耐薬品性:多くの溶剤・酸・アルカリに対して高い耐性を示す
  • 大型形状対応:RIMにより大きな部品を効率よく成形できる

主な用途は自動車のバンパーやフェンダー・農業機械のカバー・建設機械のパネル・電気機器筐体など、大型で複雑な形状が求められる工業製品です。鉄製部品の軽量化代替材料としても注目されています。比較的新しい素材ですが、その高性能から採用分野が拡大しています。

使い方・例文

「大型農業機械のボンネットカバーにポリジシクロペンタジエンを採用したことで、軽量化と衝撃への強さを両立できた」という産業分野での活用例が代表的です。

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