ポジティブセパレーションとは?
ぽじてぃぶせぱれーしょん
ポジティブセパレーションとは、道路や線路などで対向する交通を物理的な分離帯によって完全に分ける安全対策の概念です。
ポジティブセパレーション(Positive Separation)とは、道路・鉄道・航空などの交通分野において、対向する交通流または異なる種類の交通を、ガードレール・中央分離帯・障壁などの物理的な構造物によって完全に分離する安全設計の考え方を指します。
この概念は特に道路設計において重要とされています。対向車線との間に物理的な分離がない道路では、居眠り運転・ハンドル操作ミスなどによる正面衝突のリスクが高くなります。ポジティブセパレーションを設けることで、このような致死リスクの高い事故を構造的に防ぐことができます。
ポジティブセパレーションの主な適用例は次の通りです。
- 高速道路の中央分離帯(コンクリートウォール・ガードレール)
- 自転車専用レーンと車道を分ける縁石・柵
- 鉄道における上下線の線路間の防護設備
- 歩行者と車両を分ける歩道の縁石・ガード
交通工学や道路安全の分野では、標識や塗装による「ソフト」な分離に対し、物理的な構造物による「ハード」な分離であるポジティブセパレーションが最も信頼性の高い安全策とされています。近年、交通事故死者数の削減を目標とした道路改良工事でも重点的に導入が進められています。
使い方・例文
「この区間は対面通行だったが、ポジティブセパレーション設置工事によりコンクリート壁が設けられ、正面衝突のリスクが大幅に低減された」のように、道路安全設計の文脈で登場します。
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