ボロフェンとは?
ぼろふぇん
ボロフェンとは、ホウ素原子1個分の厚さしかない二次元シート状の新素材で、グラフェンに続く次世代材料として注目されています。
ボロフェン(Borophene)は、ホウ素(元素記号:B)の原子を一層に並べた二次元ナノ材料です。炭素の二次元シートであるグラフェンと同様の概念をホウ素で実現したもので、2015年頃に実験室での合成が報告されて以来、材料科学の分野で大きな注目を集めています。
ボロフェンの最大の特徴は、その構造の多様性にあります。グラフェンが六角形の蜂の巣状という一種類の構造を持つのに対し、ボロフェンはホウ素原子の配列パターンによって複数の結晶構造(多形)をとることができます。これは、ホウ素がグラフェンの炭素と異なり電子が1個少ないため、様々な結合様式を形成できることに起因します。
ボロフェンが注目される主な理由は以下のとおりです。
- 金属的な電気伝導性を持つ(グラフェンは半金属的)
- 優れた機械的強度と柔軟性
- 超伝導性の可能性が理論的に示唆されている
- 軽量でありながら高い水素吸蔵能力が期待される
現時点ではボロフェンの大量合成や実用化はまだ研究段階ですが、次世代の電子デバイス・エネルギー貯蔵材料・センサーへの応用が期待されており、ナノ材料科学の最前線で活発に研究が進められています。
使い方・例文
ボロフェンは、将来のスマートフォンや電気自動車のバッテリーに使われる可能性のある素材として、大学や研究機関の論文で頻繁に登場します。
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