ホラティウスとは?
ほらてぃうす
ホラティウスとは、古代ローマの詩人で、叙情詩集「オデー(頌歌)」や「詩論」などで後世の西洋文学に深い影響を与えた人物です。
クィントゥス・ホラティウス・フラックス(Quintus Horatius Flaccus、紀元前65〜8年)は、古代ローマを代表する叙情詩人です。イタリア南部のウェヌシア(現在のヴェノーザ)で解放奴隷の子として生まれ、父の献身的な教育によってローマおよびアテナイで学問を積みました。
アテナイ留学中にカエサルの暗殺後の内乱に巻き込まれ、ブルートゥス側として戦いましたが、敗北後に恩赦を受けてローマに戻りました。その後、詩人として才能を認められ、文芸の庇護者マエケナスの支援を得て創作活動に専念しました。
主要な作品は以下のとおりです。
- 「エポダエ(長短格詩集)」:風刺と個人的感情を表現した初期作品
- 「サトゥラエ(風刺詩集)」:ローマ社会の風俗を軽妙に批評
- 「オデー(頌歌)」:ギリシャ叙情詩の様式をラテン語で昇華させた代表作
- 「アルス・ポエティカ(詩論)」:詩作の理論と規範を示した書簡詩
「カルペ・ディエム(今日を摘め・今を楽しめ)」という言葉はホラティウスの詩に由来し、人生の享楽と節度を説く彼の思想を端的に示しています。ルネサンス以降の西洋詩人たちに多大な影響を与え、その名はラテン文学の最高峰として今も輝いています。
使い方・例文
「カルペ・ディエム」という格言を紹介する際に、「これはホラティウスの詩に由来する言葉です」と解説されます。また西洋古典文学の授業や文化史の文脈でも頻繁に登場します。
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