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ホシガラス属とは?

ほしがらすぞく

ホシガラス属は、カラス科に属する鳥の一群で、高山や亜高山帯の針葉樹林に生息し、種子を地中に貯蔵する習性で知られます。

ホシガラス属(学名:Nucifraga)は、スズメ目カラス科分類される鳥類の一属です。現在、ホシガラス(Nucifraga caryocatactes)とクラーク・ナッツクラッカー(Nucifraga columbiana)の2種が知られており、ユーラシア大陸から北アメリカにかけての高山・亜高山帯の針葉樹林に広く分布しています。

体長はおよそ30〜35センチメートルで、体色は褐色や灰色を基調に白い斑点が散らばります。くちばしは細長くやや湾曲しており、松やハイマツなどの球果から種子を取り出すのに適した構造です。のどの下部には特別な袋状の器官(舌下嚢)があり、多数の種子を一度に運ぶことができます。

ホシガラス属の最大の特徴は種子の貯食行動です。秋になると何千個もの種子を地面に埋めて貯蔵し、冬から春にかけてその場所を記憶して掘り出して食べます。この習性は空間記憶の高さを示すとともに、回収されなかった種子が発芽することで高山帯の植生回復にも重要な役割を果たしています。ハイマツなど風散布が困難な樹木の分布拡大にも貢献しており、植物との共進化の関係が注目されています。

日本では本州・四国・九州の亜高山帯に生息するホシガラスが観察でき、登山者にも比較的なじみ深い野鳥のひとつです。

使い方・例文

ホシガラス属の鳥は、北アルプスや八ヶ岳などの高山帯でよく目撃され、ハイマツの球果をくわえて飛ぶ姿が観察されます。

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