ベンズアルデヒドとは?
べんずあるでひど
ベンズアルデヒドとは、ベンゼン環にアルデヒド基が直接結合した最も単純な芳香族アルデヒドで、アーモンド様の香気を持ちます。
ベンズアルデヒド(benzaldehyde、化学式 C₆H₅CHO)は、ベンゼン環にアルデヒド基(-CHO)が1つ結合した芳香族化合物で、最も単純な芳香族アルデヒドです。分子量は約106で、無色〜淡黄色の液体として存在し、沸点は約178℃です。
天然にはバラ科植物の種子や葉に含まれるアミグダリン(青酸配糖体)が分解されて生成し、アーモンド・桃・杏の種子の香りの主成分です。この独特の芳香から、食品・香料・化粧品の香り付けに古くから利用されてきました。
化学的な性質としては、アルデヒドとして酸化されやすく、空気中で徐々に安息香酸(C₆H₅COOH)に変化します。また、芳香族環を持つためフリーデル-クラフツ反応などの芳香族置換反応も起こします。
工業的な用途は広く、主なものとして以下が挙げられます。
- 香料・フレーバー原料(食品・化粧品・医薬品)
- 染料・顔料の中間体
- 医薬品合成の原料(マンデル酸など)
- 農薬合成の中間体
有機合成の試薬としても広く使われており、Aldol縮合やKnoevenagel縮合など多くの反応の基質となります。
使い方・例文
アーモンドやマジパン(菓子)の特徴的な香りはベンズアルデヒドによるものです。食品添加物として認可されており、バニラ代替香料や洋菓子のフレーバーとして利用されています。
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