ベンジャミン・ディズレーリとは?
べんじゃみんでぃずれーり
ベンジャミン・ディズレーリとは、19世紀イギリスの保守党を率いた首相であり、大英帝国の拡大とビクトリア女王への側近的な信頼で知られる政治家・小説家です。
ベンジャミン・ディズレーリ(Benjamin Disraeli、1804〜1881年)は、ヴィクトリア朝イギリスの保守党政治家で、二度にわたって首相を務めました(1868年、1874〜1880年)。ユダヤ系の家庭に生まれながらイギリス首相となった初の人物であり、政治家である以前に小説家としても名声を得ていたユニークな経歴の持ち主です。
ディズレーリの政治思想は「トーリー民主主義」と呼ばれ、貴族階級と労働者階級の連帯を重視する保守主義でした。第二次内閣では以下のような重要な改革・政策を実行しました。
- スエズ運河株の買収(1875年)による要衝の確保
- インド帝国の成立とビクトリア女王のインド皇帝即位(1876年)
- 公衆衛生法や住宅法など国内の社会立法の整備
- ベルリン会議(1878年)での外交成果による「名誉ある平和」
ビクトリア女王との信頼関係は格別で、女王から伯爵位(ビーコンズフィールド伯)を授けられています。宿命のライバルであった自由党のウィリアム・グラッドストンとの政治的対決は、ヴィクトリア朝政治史の象徴的な対立として語り継がれています。
使い方・例文
イギリス近代史の授業でヴィクトリア朝の帝国主義を学ぶ際に、スエズ運河買収の立役者としてディズレーリの名が登場します。
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