ウィリアム・グラッドストンとは?
うぃりあむぐらっどすとん
ウィリアム・グラッドストンとは、19世紀イギリスの政治家で、4度首相を務め自由党を率いてアイルランド問題や選挙改革に取り組んだ人物です。
ウィリアム・エワート・グラッドストン(William Ewart Gladstone、1809〜1898年)は、ヴィクトリア朝イギリスを代表する政治家で、自由党(Liberal Party)の指導者として4度にわたって首相を務めた(1868〜1874年、1880〜1885年、1886年、1892〜1894年)。保守派のベンジャミン・ディズレーリと並ぶ時代の双璧として、ヴィクトリア時代の政治を二分した人物である。
スコットランド系のリバプール商人の家庭に生まれ、イートン校とオックスフォード大学を経て政界入り。当初はトーリー党(保守党)議員として出発したが、自由貿易・宗教的寛容・議会改革の推進を通じて自由主義政治の象徴となった。
主な業績として以下が挙げられる。
- アイルランド国教会の廃止(1869年)
- 初等教育法の制定(1870年):公教育制度の礎を築いた
- 秘密投票法の制定(1872年):選挙の秘密投票を実現
- 第三次選挙法改正(1884年):農村労働者への選挙権拡大
- アイルランド自治法案(Home Rule Bill)の提唱:党内分裂を招くも信念として推進
「大老人(グランド・オールド・マン、GOM)」と呼ばれ、80歳代まで政治の最前線で活動した精力的な政治家として歴史に名を刻んでいる。
使い方・例文
「ヴィクトリア時代のイギリスでグラッドストンとディズレーリが政権を争った」というように、19世紀イギリス政治史や自由主義の歴史を語る文脈で登場することが多い人物です。
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