ベリサリウスとは?
べりさりうす
ベリサリウスとは、6世紀東ローマ帝国(ビザンツ)最大の名将で、ユスティニアヌス1世のもとで北アフリカとイタリアを奪還した軍事的天才です。
ベリサリウス(Belisarius、500年頃〜565年)は、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の将軍で、皇帝ユスティニアヌス1世に仕えた古代末期最大の軍事的天才の一人とされています。
彼の最大の功績は、ローマ帝国の旧領奪還作戦(再征服)を主導したことです。530年のダラの戦いでペルシア軍を撃破して名声を確立し、533〜534年には北アフリカに遠征してヴァンダル王国を滅ぼし、かつてのローマ属州を帝国に取り戻しました。さらに535年からはイタリア遠征を指揮し、東ゴート王国との長期戦の末にラヴェンナを占領して半島の大部分を奪還しました。
ベリサリウスの戦術の特徴は、優れた騎兵運用と柔軟な陣形変化にあり、数的に劣勢でも巧みな機動力で大軍を撃破することが多くありました。また530年のニカの乱では皇帝の権威を守るために市民暴動を鎮圧し、内政面でも皇帝を支えました。
晩年は政争に巻き込まれ一時失脚するなど波乱の生涯を送りましたが、その軍事的業績は後世の歴史家から高く評価され続けています。エドワード・ギボンの『ローマ帝国衰亡史』でも重要人物として詳述されています。
使い方・例文
ビザンツ帝国史や古代末期の軍事史を学ぶ場面、あるいは「歴史上の名将」を列挙する文脈でベリサリウスの名が登場します。
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