ベグとは?
べぐ
ベグとは、中央アジアやトルコ系・モンゴル系の国家において用いられた貴族・指揮官・地方領主を意味する称号です。
ベグ(Beg / Bey)は、テュルク(トルコ)系の言語に由来する称号で、「首長・指揮官・貴族・地方領主」などを意味します。使用される地域や時代によって「ベイ(Bey)」「ベク」とも表記されます。
中央アジアやモンゴル帝国の影響下にあった地域では、ベグは軍事的指揮官や行政的な地方支配者を指す重要な称号でした。モンゴル帝国ではハン(可汗)の下に位置する有力者・臣下の称号として機能し、各地の統治を担いました。
オスマン帝国では「ベイ」として定着し、州知事(サンジャクベイ)や艦隊司令官(デニズ・ベイ)など、さまざまな行政・軍事職に付与されました。また、エジプトではマムルーク支配層の称号として機能し、オスマン統治下でも有力者を指す語として残りました。
チュニジアなど北アフリカのオスマン藩属国でも「ベイ」が君主称号として使われ、チュニスのベイは20世紀の独立まで君主として存続しました。
現代トルコ語では「ベイ(Bey)」が男性への一般的な敬称として今も使われており、「〜さん(男性)」に相当します。
使い方・例文
「中央アジアの歴史を学ぶ際、ベグという称号はハンに次ぐ有力者や地方統治者を指す語として頻繁に登場する。」
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