プロップファンとは?
ぷろっぷふぁん
プロップファンとは、高速飛行に対応するために設計された多数の後退・ねじれ翼をもつ高効率の航空機用推進システムです。
プロップファン(propfan)は、オープンロータやアンダクテッドファン(UDF)とも呼ばれる航空機の推進装置で、従来のターボプロップエンジンとターボファンエンジンの中間的な特性をもちます。1970年代の石油危機を契機に燃費向上を目的として研究が始まりました。
通常のプロペラとの主な違いは以下のとおりです。
- 翼枚数が多い(6〜10枚以上)
- 翼に大きな後退角とねじれが与えられ、高速域での空力効率を高めている
- 翼弦が短く、薄い翼型を採用
- ダクト(囲い)がなく外気に露出した状態で回転する
航空機の巡航速度がマッハ0.7〜0.8程度の高速域でも従来のターボプロップより効率よく推力を発生でき、同出力のターボファンエンジンに比べて燃料消費を大幅に削減できると試算されています。GE(ゼネラル・エレクトリック)やプラット・アンド・ホイットニーが1980年代に試験機での実証飛行を行いました。
一方で、騒音が大きいこと、振動への対応が難しいこと、エンジン停止時の安全性確保など課題も多く、商用航空機への採用は進みませんでした。近年は燃料費高騰・環境規制の観点から再び注目されており、次世代機向けの研究が続けられています。
使い方・例文
「プロップファンはターボファンより燃費が優れるとされるが、騒音問題が普及の妨げとなっている」のように使います。
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