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プロコピオスとは?

ぷろこぴおす

プロコピオスとは、6世紀の東ローマ帝国で活躍した歴史家で、ユスティニアヌス帝の治世を詳細に記録した人物です。

プロコピオス(Procopios、500年頃〜562年頃)は、東ローマ(ビザンティン)帝国の歴史家で、カエサレア(現パレスチナ地方)出身とされています。法律を学んで弁護士となり、のちに名将ベリサリウス将軍の参謀・秘書官として各地の戦争に従軍しました。

主要な著作として次の三つが知られています。

  • 『戦史』(De Bellis):ペルシア・ヴァンダル・ゴート戦争を記録した正史
  • 『建築論』(De Aedificiis):ユスティニアヌス帝の建設事業を称賛した公式論文
  • 『秘史』(Anekdota):皇帝や皇后テオドラを痛烈に批判した秘密の覚書

『戦史』と『建築論』が公刊されたのに対し、『秘史』は死後に発見された内部告発的文書で、宮廷の腐敗や皇后の私生活を生々しく描写しています。これら三著作の論調が著しく異なることは、古代史研究における史料批判の典型例として今日も議論されています。

プロコピオスの記述は6世紀の地中海世界を知る最重要一次史料であり、ビザンティン史学・中世ヨーロッパ史研究に欠かせない存在です。

使い方・例文

西洋史の授業や論文で6世紀の東ローマ帝国について調べる際、プロコピオスの『戦史』は必ず参照される一次資料として登場します。

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