プレリュードとは?
ぷれりゅーど
プレリュードとは、本編の前に演奏される序奏的な楽曲、または独立した短い器楽曲を指す音楽用語です。
プレリュード(prelude)は、フランス語で「前奏」を意味し、ラテン語の「praeludium(前もって演奏する)」に由来します。音楽においては主に二つの意味で使われます。
序奏としてのプレリュードは、より大きな楽曲の前に置かれる導入部分です。バロック時代には「プレリュードとフーガ」の形で、まず即興的なプレリュードを演奏してから厳格なフーガへと続く形式が確立されました。J・S・バッハの「平均律クラヴィーア曲集」はその最高傑作として知られ、全24調のプレリュードとフーガを収めています。
独立した小品としてのプレリュードは、19世紀のロマン派音楽で発展しました。フレデリック・ショパンが書いた「24のプレリュード op.28」は、各曲が完結した短い作品として独立しており、前奏曲でありながらそれ自体が芸術作品として成立しています。
オペラや交響詩においても「プレリュード(前奏曲)」はよく用いられ、ワーグナーのオペラの幕開けを飾る管弦楽的前奏曲が有名です。
今日では、演奏会のオープニングに演奏される短い楽曲全般や、文学・映画において「本編への導入部分」を比喩的に「プレリュード」と表現することもあります。
使い方・例文
ピアノ発表会でショパンのプレリュードが演奏される場面や、オペラの開幕前に管弦楽のプレリュードが流れる場面でよく登場します。
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