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プレアー・ビヒアとは?

ぷれあーびひあ

レアー・ビヒアはカンボジアタイの国境に位置するクメール建築の寺院遺跡で、ユネスコ世界遺産に登録された歴史的名所です。

レアー・ビヒア(Preah Vihear)は、カンボジア北部のダンレック山脈の断崖絶壁の上に築かれたヒンドゥー教の寺院遺跡です。クメール語で「聖なる寺院」を意味し、「プレア・ヴィヒア」とも表記されます。

9世紀から12世紀にかけて建造されたクメール建築の傑作であり、シヴァ神に捧げられた寺院として機能していました。南北に約800メートルにわたって配置された伽藍は、標高約600メートルの切り立った崖の上に立ち、眼下にカンボジアの平原が広がる壮大な景観を誇ります。

2008年にユネスコ世界文化遺産に登録されましたが、その直後からカンボジアとタイの間で領有権をめぐる外交的・軍事的紛争が激化しました。国際司法裁判所(ICJ)は1962年の判決でプレアー・ビヒアの主権をカンボジアに認めており、2013年にもICJはこれを再確認しましたが、周辺地域の帰属問題は複雑な経緯を持っています。

現在はカンボジア側からのみアクセス可能となっており、観光地としても注目されています。精巧な石彫刻や回廊が残る遺跡は、アンコール・ワットとは異なる山岳型クメール建築の典型として高く評価されています。

使い方・例文

「東南アジア史の授業でクメール帝国の版図を学ぶ際、プレアー・ビヒアは山岳信仰とヒンドゥー建築が融合した遺産として紹介されます。」

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