本文へスキップ

プランク定数とは?

ぷらんくていすう

プランク定数とは、量子力学の基本定数のひとつで、エネルギーと振動数の関係を結びつける極めて小さな値を持つ物理定数です。

プランク定数(Planck constant)は、物理学基本定数のひとつであり、記号 h で表されます。その値は約6.626×10⁻³⁴ J·s(ジュール秒)という極めて小さな数値です。量子力学においては、このhを2πで割った「ディラック定数(換算プランク定数)」ħ(エイチバー)も頻繁に使われます。

プランク定数は、1900年にドイツの物理学者マックス・プランクが黒体放射の問題を解決しようとした際に導入しました。当時の古典物理学では説明できなかった光のエネルギー分布を説明するために、プランクは「エネルギーは連続的でなく、一定の最小単位(量子)の倍数でのみ放出・吸収される」という革命的な仮説を提唱しました。この最小エネルギー単位を「量子(クアンタ)」と呼び、その大きさを規定する定数がプランク定数です。

プランク定数が果たす役割は多岐にわたります。

  • 光子のエネルギー:E = hν(νは振動数)
  • ハイゼンベルクの不確定性原理の基礎定数
  • 原子の軌道エネルギー計算(ボーア模型)
  • 半導体・レーザー技術の理論的基盤

2019年以降、国際単位系(SI)の改訂により、プランク定数は正確に定義された定数として1kgの定義にも使われるようになり、現代物理学・計測科学の根幹を支える存在となっています。

使い方・例文

LEDや半導体レーザーが特定の色の光を出す仕組みは、プランク定数によって定まる光子のエネルギーと電子の遷移エネルギーの対応関係で説明されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語