ブレグジット後遺症とは?
ぶれぐじっとこういしょう
ブレグジット後遺症とは、英国がEUを離脱したことによって生じている経済的・社会的な摩擦や問題の総称です。
ブレグジット後遺症とは、英国が2020年1月にEUを正式離脱し、同年末に移行期間が終了した後も続いている様々な負の影響を指す言葉です。離脱そのものの是非論を超えて、制度変更によって現実に生じている経済的・社会的摩擦を客観的に描写する文脈で使われます。
主な後遺症として指摘されている問題は次の通りです。
- 貿易コストの増大:EU・英国間で通関手続きが必要になり、食品・医薬品・製造業の物流に遅延とコストが発生
- 労働力不足:EU市民の自由移動が失われ、農業・医療・飲食業などで深刻な人手不足が継続
- 北アイルランド問題:英本土とEU域内のアイルランドの間で生じる貿易上の境界線問題(「北アイルランド議定書」「ウィンザー枠組み」)が政治的緊張を生む
- 金融センター機能の低下:金融機関のEU拠点移転が進み、ロンドンの一部業務がアムステルダムやパリへ流出
- スコットランド独立運動の再燃:離脱に反対票を投じたスコットランドで独立機運が高まった
英国政府は「ブレグジットの恩恵」を強調しつつも、経済成長や貿易面での回復には時間がかかっており、後遺症の長期化が懸念されています。
使い方・例文
EU離脱後、英国のスーパーで野菜や果物の品薄・値上がりが報告されたケースは、通関手続きと農業労働力不足というブレグジット後遺症が日常生活に現れた典型例です。
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