フンアフプーとは?
ふんあふぷー
フンアフプーとは、マヤ神話の聖典「ポポル・ヴフ」に登場する英雄双子のひとりで、死と再生を経てトウモロコシ神や太陽と結びつく存在です。
フンアフプー(Hun Ahpu)は、マヤ神話の最重要聖典である「ポポル・ヴフ」(キチェ・マヤ語で「共同体の書」を意味する)に登場する英雄双子のひとりです。双子の兄弟はフンアフプーとシュバランケで、二人は一対の存在として物語の中心を担います。
ポポル・ヴフの物語において、英雄双子の父フン・フナフプー(一世代前の双子の一方)は冥界シバルバーの支配者たちに敗れ、地中に埋められます。やがてフンアフプーとシュバランケが生まれ、二人はシバルバーの主たちを知略と超自然的な力で打ち倒すことを使命として課されます。
双子は数々の試練(暗黒の家・寒さの家・火の家など)をくぐり抜け、ついに冥界の支配者たちを欺いて打倒することに成功します。その後、フンアフプーは太陽に、シュバランケは月に変化したとされ、天体の神話的起源として位置づけられます。
フンアフプーはトウモロコシ(マヤ文明の主食・生命の根源)の神との同一視も見られ、死と再生・農業サイクル・宇宙の秩序を体現する象徴的存在です。マヤの古典期の図像には、英雄双子の物語を描いた壺絵や石彫が数多く残されており、当時の宗教・文化においていかに重要な神話であったかを示しています。
使い方・例文
マヤ遺跡の出土品である彩色土器には、フンアフプーとシュバランケが冥界の球戯場でシバルバーの神々と戦う場面が繰り返し描かれています。
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