フローライト(蛍石)とは?
ふろーらいと
フローライト(蛍石)とは、多彩な色と蛍光性で知られるカルシウムの弗化物鉱物です。
フローライト(蛍石)は、フッ化カルシウム(CaF₂)からなる鉱物で、等軸晶系に属します。紫・緑・青・黄・ピンク・無色など非常に多彩な色を示し、「世界で最もカラフルな鉱物」とも呼ばれます。名称は「流れる」を意味するラテン語「fluere」に由来し、冶金での溶剤(フラックス)として古くから使われてきたことにちなみます。
フローライト最大の特徴は蛍光性で、紫外線を当てると青や紫に光るものが多く見られます。「蛍光(fluorescence)」という言葉自体がフローライトに由来しています。モース硬度は4と比較的低く、完全な四方向へのへき開(劈開)を持ちます。
主な用途は以下のとおりです。
- 製鉄・アルミニウム製錬の溶剤(フラックス)
- フッ化水素酸の原料(ガラスのエッチングや半導体製造に使用)
- 光学レンズ(高純度の単結晶は紫外線や赤外線をよく通す)
- 宝石・コレクター標本
産出国はメキシコ・中国・南アフリカ・イギリスなど広範です。特にイギリス・ダービーシャー産の「ブルー・ジョン」と呼ばれる紫がかった縞模様のフローライトは装飾品として有名です。
使い方・例文
ミネラルショップで鮮やかな紫や緑の立方体結晶として販売され、紫外線ライトを当てると蛍光する様子を楽しむ場面で登場します。
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