本文へスキップ

フリントとは?

ふりんと

リントとは、主にチャート石英から成る緻密な岩石で、打ち欠くと鋭い刃が生まれることから石器や発火具に利用されてきた素材です。

リント(flint)は、微細な石英(SiO₂)の結晶が緻密に集まった岩石で、チャートの一種です。日本語では「燧石(ひうちいし)」とも呼ばれます。白亜紀の海底に堆積した珪質生物の殻などが変質して形成されるとされ、ヨーロッパの白亜層に多く産出します。

フリントの最大の特徴は、ガラス状の断口(貝殻状断口)を持ち、打ち欠くと非常に鋭利な刃が得られる点です。この性質から、旧石器時代から新石器時代にかけて人類は石器の材料としてフリントを盛んに利用しました。スクレーパー・ナイフ・矢じりなど多様な道具が製作され、交易品としても流通しました。

フリントの主な用途・特性は以下のとおりです。

  • 石器製作:打製石器の代表的な素材
  • 発火具:鉄片と打ち合わせることで火花を生み出す「火打ち石」として使用
  • 銃器:フリントロック式銃の発火機構に組み込まれ、近世まで用いられた
  • セラミックス:粉砕して磁器の原料に混ぜる用途もある

フリントは外見が黒〜灰色・茶色で表面が滑らかなことが多く、割った断面は光沢を帯びて見えます。現在でも考古学や地質学の分野で重要な研究対象となっています。

使い方・例文

旧石器時代の遺跡から出土するフリント製の石器は、鋭利な刃を持つ切削具として当時の人々が狩りや調理に使っていました。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語