フォスコライトとは?
ふぉすこらいと
フォスコライトとは、南アフリカのブッシュベルト岩体に産する炭酸岩複合体の一種で、燐灰石・磁鉄鉱・オリビンを主成分とする岩石です。
フォスコライト(Phoscorite)は、炭酸岩(カーボナタイト)と密接に関連する特殊な火成岩の一種です。主な構成鉱物は燐灰石(アパタイト)、磁鉄鉱、オリビン(かんらん石)であり、これらの頭文字をとって名付けられました。
フォスコライトはカーボナタイトマグマから分化・晶出する過程で形成されると考えられており、炭酸塩岩体の周縁部や内部に層状あるいはレンズ状で産出します。特にリン酸塩鉱物である燐灰石を大量に含むため、リン資源として経済的に重要な岩石です。
代表的な産地として知られるのは南アフリカのパラボラ岩体で、ここでは世界的に重要なリンおよび銅の鉱床として長年採掘されてきました。パラボラ以外にも、ロシアのコラ半島やブラジルのアラシャーなどのカーボナタイト複合体でも確認されています。
フォスコライトの研究は、マントル由来の炭酸岩マグマの進化過程を解明するうえでも重要であり、地球科学的な関心も高い岩石です。
使い方・例文
フォスコライトは地質学や資源工学の文脈で登場し、特にリン鉱石や銅鉱石の採掘が行われるカーボナタイト岩体を解説する際に用いられます。
この用語をシェア
最終更新: