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フィリグリーとは?

ふぃりぐりー

フィリグリーとは、金・銀などの細い金属線を組み合わせて精緻な模様を作り出す伝統的な金属細工の技法です。

フィリグリー(filigree)は、金・銀・銅などの細い金属線を撚り合わせたり曲げたりして、レース状の繊細な装飾を作り上げる金属細工技術です。語源はラテン語の「filum(糸)」と「granum(粒)」に由来し、糸状の金属と小さな粒を組み合わせ表現を指します。

技法の特徴として、まず金属を細い線状に引き伸ばし、それを二重に撚り合わせた「撚り線」を作ることから始まります。この撚り線を指や専用の道具で巻き上げ、花・葉・蔓草・幾何学模様などのモチーフに成形します。パーツを組み合わせてはんだ付けし、全体を一つの作品に仕上げます。

フィリグリーの産地は世界各地に広がっており、特に以下の地域で高い水準の作品が作られてきました。

  • ポルトガルのビアナ・ド・カステロ地方(北部金銀細工)
  • インドのオリッサ州(シルバーフィリグリー)
  • イタリアのシチリア島やサルデーニャ島
  • 中東・北アフリカのアラビアン様式
  • 中国・韓国の伝統金細工

歴史的には古代エジプトやギリシャ・ローマ時代にも類似した技法が存在し、中世ヨーロッパでは教会の祭具や王族の宝飾品に多用されました。現代でも伝統工芸として継承され、ジュエリーや置物、装飾品の分野で珍重されています。

使い方・例文

フィリグリーは結婚指輪やペンダントトップなどの宝飾品に多く用いられます。また博物館の収蔵品や伝統工芸展において、各国の金属細工文化の代表例として紹介される場面でも登場します。

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