ファルーク1世 (エジプト王)とは?
ふぁるーくいっせい
ファルーク1世とは、エジプト王国の国王として君臨し、腐敗と放蕩から1952年の革命によって退位させられた最後から2番目のエジプト君主です。
ファルーク1世(1920〜1965年)は、エジプト王国の第5代国王であり、1936年から1952年まで在位しました。父フアード1世の死後16歳で即位し、当初は国民の期待を集めましたが、次第にその統治は腐敗と個人的放蕩で知られるようになりました。
在位中のエジプトはイギリスの強い影響下に置かれており、第二次世界大戦中は実質的に英軍に支配される状況が続きました。1948年のアラブ・イスラエル戦争(第一次中東戦争)ではアラブ側として参戦しましたが、惨敗を喫し、その責任がファルーク政権の腐敗と無能さにあるとする国内批判が高まりました。
ファルーク1世の治世の特徴は以下のとおりです。
- イギリス植民地的影響下での統治継続
- 1948年中東戦争の敗北による権威失墜
- 宮廷の贅沢・汚職・政治的失政
- 1952年の自由将校団によるクーデター(エジプト革命)
1952年7月、ナーセルらの自由将校団が起こした革命によってファルーク1世は退位し、幼い息子ファルーク2世が名目上の後継者となったものの翌年共和制が宣言されました。ファルーク1世は亡命先のモナコ・イタリアで余生を過ごし、ローマで死去しました。
使い方・例文
エジプト現代史や中東政治を学ぶ文脈で、1952年革命の背景を語るときにファルーク1世は必ず言及されます。
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