ピューリタンとは?
ぴゅーりたん
ピューリタンとは、16〜17世紀のイングランドで国教会のカトリック的慣行を排し、聖書に基づく徹底した改革を求めたプロテスタントの人々です。
ピューリタン(Puritan)とは、16世紀後半から17世紀にかけてイングランドで活動したカルヴァン主義的プロテスタントの一派を指します。「清教徒」とも訳され、英国国教会に残るカトリック的な儀式や制度を「不純なもの」として拒絶し、聖書の原理に立ち返った教会の「浄化(purification)」を強く求めたことがその名の由来です。
ピューリタンは神学的にはカルヴァンの予定説を信奉し、神の絶対的な主権と人間の全的堕落を強調しました。礼拝においては装飾や典礼書を排し、説教と聖書朗読を中心とするシンプルな形式を重視しました。
ピューリタンの歴史的な役割として特に重要なのは以下の点です。
- イングランド内戦(清教徒革命、1640年代)でクロムウェルとともに王政に対抗
- メイフラワー号でアメリカ大陸に渡り(1620年)、ニューイングランド植民地を建設
- 厳格な道徳規範と労働倫理(勤勉・節制・禁欲)の強調
- 公教育の普及と識字率向上への貢献(聖書を読むための識字教育)
ピューリタンの倫理観はマックス・ヴェーバーが「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」で論じたように、近代資本主義の精神的基盤のひとつとも考えられています。アメリカの政治・文化・教育にも大きな影響を与えており、今日のアメリカ的価値観の形成に深くかかわっています。
使い方・例文
「17世紀にイングランドを離れたピューリタンたちは、信仰の自由を求めてアメリカ大陸に渡り、独自のコミュニティを築いた」のように、宗教的改革運動や北米入植の文脈で登場します。
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