ピボット戦略とは?
ぴぼっとせんりゃく
ピボット戦略とは、企業や組織が既存の強みやリソースを活かしながら事業の方向性や中核事業を大きく転換する経営手法のことです。
ピボット戦略(pivot strategy)とは、企業・組織がこれまでの事業モデルや製品・サービス・ターゲット市場を大幅に変更・転換しながら、保有する資産・技術・人材などの強みを継続して活用する経営戦略のことです。バスケットボールの「ピボット(軸足を固定して方向転換)」になぞらえた言葉で、スタートアップの世界で広く使われるようになりました。
ピボット戦略が選ばれる主な状況として以下が挙げられます。
- 当初の事業仮説が市場で検証されなかった(顧客ニーズとのズレ)
- 競合環境や技術トレンドの急変により既存モデルの持続が困難になった
- 偶然発見した別の市場機会の方が成長性が高いと判断された
- 資金・時間の制約から事業選択と集中が必要になった
代表的な成功事例として、動画配信サービスのNetflixがDVDレンタルからストリーミングへ転換した例、位置情報ゲームアプリのポケモンGOの基盤技術が別のサービスからの転用であった例などが知られています。スタートアップのリーン手法では、仮説検証(MVP)の結果に基づいてピボットを繰り返すことが推奨されています。ただし、むやみなピボットは組織の一体性やブランドの毀損につながるリスクもあるため、データと議論に基づいた意思決定が求められます。
使い方・例文
「資金調達に苦しんでいたそのスタートアップは、自社技術を活かしてBtoC向けアプリからBtoB向けSaaSへとピボット戦略をとり、黒字化に成功した」といった形で使われます。
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