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ピッツォッケリとは?

ぴっつぉっけり

ピッツォッケリとは、イタリア・ロンバルディア州ヴァルテッリーナ地方発祥のそば粉入り平打ちパスタで、野菜・チーズと合わせた郷土料理として知られています。

ピッツォッケリ(Pizzoccheri)は、イタリア北部・ロンバルディア州のヴァルテッリーナ(Valtellina)地方、特にボルミオ近郊のティラーノやキアヴェンナを中心に伝わる伝統的なパスタです。アルプス山麓の厳しい自然環境の中で栽培できるそば(蕎麦)を小麦粉に混ぜ込んで作ることが最大の特徴で、素朴な山の食文化を体現する一品です。

生地はそば粉(全体の約8割)と小麦粉を混ぜ、水と少量の塩で練り合わせます。これを厚めに延ばして幅約1cm、長さ5〜7cm程度の短い平打ちに切り出します。そば粉が入ることで茶褐色がかった見た目となり、風味豊かでやや粗い食感が生まれます。

ピッツォッケリの伝統的な調理法では、麺を茹でる鍋にキャベツとじゃがいもを一緒に入れて茹でます。茹で上がった麺と野菜を、バター・にんにく・セージで香りを立てた鍋に移し、地元産のビット・チーズ(Bitto)やカゼーラ(Casera)などのチーズを溶かし込みながら混ぜ合わせます。チーズのコクと山の野菜の甘み、バターの香りが一体となったこの料理は「ピッツォッケリ・デッラ・ヴァルテッリーナ」として地理的表示(IGP)を取得しており、地域の誇りとなっています。

冬の寒い山岳地帯で体を温めるための食事として発展したこの料理は、現在も地元の家庭や山小屋・レストランで愛され続けています。

使い方・例文

ピッツォッケリはイタリア料理専門店やアルプス料理を扱うレストランで「そば粉の平打ちパスタ」として紹介されることがあり、キャベツ・じゃがいも・チーズのコクが溶け合ったアルプスの郷土料理として提供されます。

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