ピストン吸入式とは?
ぴすとんきゅうにゅうしき
ピストン吸入式とは、万年筆の胴体内に組み込まれたピストン機構でボトルインクを直接吸い上げる充填方式で、大容量のインクを搭載できる特徴があります。
ピストン吸入式(piston fill)とは、万年筆のインク充填方式の一つで、ペン本体の軸(胴体)内部にピストン機構が内蔵されており、尾端のノブを回転させることでピストンが上下して負圧を生み出し、インクを直接吸い上げる仕組みを持つタイプです。
カートリッジやコンバーターとは異なり、ピストン機構は軸に直接組み込まれています。このため取り外し可能な交換式パーツではなく、本体の一部として設計されています。ペンの尾部(テールノブ)を回転させる動作でピストンが前後し、ペン先をインク瓶に浸した状態でノブを回転させるとインクが軸内に取り込まれます。
ピストン吸入式の主なメリットは以下のとおりです。
- インク容量が大きく、頻繁な補充が不要
- 残量をインク窓(インクビュー)で確認しやすいモデルが多い
- ボトルインクを自由に選べるため、色の選択肢が豊富
- 長期的なコストパフォーマンスが高い
一方でデメリットとしては、構造が複雑なため分解・修理が難しい点、インクを完全に洗浄するのにやや手間がかかる点があります。ドイツの万年筆ブランドであるペリカンやラミーが採用していることで有名であり、中〜上位クラスの万年筆に多く見られる充填方式です。
使い方・例文
ピストン吸入式の万年筆はインクの容量が大きいため、長い原稿を書くときでも途中で補充する手間がかからず重宝される。
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