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ピコ・デッラ・ミランドラとは?

ぴこでっらみらんどら

ピコ・デッラ・ミランドラとは、15世紀イタリアのルネサンスを代表する哲学者・人文学者であり、人間の自由意志と尊厳を高らかに謳い上げた「人間の尊厳について」の著者です。

ジョヴァンニ・ピコ・デッラ・ミランドラ(Giovanni Pico della Mirandola、1463〜1494年)は、イタリア北部ミランド伯爵家に生まれたルネサンス期の哲学者・思想家です。わずか31歳で世を去りましたが、その知的遺産はルネサンス思想の中核をなしています。

ピコは幼少から驚異的な記憶力と学習能力を示し、ボローニャ・パドヴァ・パリなどヨーロッパ各地の大学で哲学・神学・法学・ヘブライ語・アラビア語などを修め、当時の学問のほぼ全域を網羅しました。1486年、彼は900の哲学・神学命題をまとめて公開討論に挑もうとしましたが、一部の命題が異端とみなされローマ教皇庁から禁じられます。この900命題の序文として書かれたのが、後に「人間の尊厳について(オラツィオーネ)」と呼ばれる演説文です。

「人間の尊厳について」は次のような革新的な主張を展開しています。

  • 神は人間に固定した本性を与えず、自らの意志で自己を形成する自由を与えた
  • 人間は理性によって天使にも獣にもなりうる存在である
  • 哲学・宗教・神秘思想の統合による普遍的真理の探求

こうした思想はルネサンス的人文主義の精髄を示すものとして高く評価され、「ルネサンスの天才」の象徴的存在とされています。またユダヤ神秘思想カバラをキリスト教哲学に導入した先駆者としても知られ、後の西洋神秘主義思想にも影響を与えました。

使い方・例文

「人間の自由意志と尊厳」をテーマにした哲学の講義や文章では、ピコ・デッラ・ミランドラの名前と彼の演説が引き合いに出されることがあります。

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