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パーシー・ジュリアンとは?

ぱーしーじゅりあん

パーシー・ジュリアンは、大豆などの植物から有用な化学物質を合成した20世紀アメリカの著名な有機化学者です。

パーシー・ラヴォン・ジュリアン(Percy Lavon Julian、1899〜1975年)は、アメリカの有機化学者で、植物由来の天然物を活用した医薬品合成の先駆者として知られています。アラバマ州モンゴメリー生まれで、人種差別が厳しい時代に黒人として数々の障壁を乗り越え、オーバーリン大学やウィーン大学で研究を積み重ねました。

ジュリアンの最大の業績のひとつは、緑内障治療薬として用いられるフィゾスチグミンの全合成に成功したことです。さらに大豆を原料にコルチゾンやプロゲステロンなどのステロイドホルモンを安価に合成する方法を開発し、関節炎や避妊などの医療分野に革新をもたらしました。また、大豆由来のタンパク質泡消火剤「エイロフォーム」を開発し、第二次世界大戦中に多くの命を救いました。

人種隔離政策が続く社会の中でも研究を続け、約130件もの特許を取得し、後に自らの研究会社「ジュリアン・ラボラトリーズ」を設立して成功を収めました。ジュリアンはアフリカ系アメリカ人科学者として草分け的な存在であり、科学の発展と社会的平等の両面で重要な遺産を残した人物です。

使い方・例文

医学・化学の授業で「植物からステロイド薬を合成した研究者」として取り上げられるほか、人種差別を乗り越えた科学者の代表例として社会科の文脈でも紹介されます。

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